西洋哲学と文学、芸術

西洋哲学を基本に、殊にHermeneutikという文章や芸術をより分かろうとすることについて、

ショーペンハウアーの誕生

ヨハナ ショーペンハウアー 「若き日の思い出」から

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...母と姉妹たち、そして私の側に居る人たちから、抱き抱えられる様に、愛され、温かく包まれて、1788年2月22日、力強く健康な男の子の幸せな母親になるまで、日々が過ぎて行った。

全ての若いお母さんがする様に、私も私の新しいお人形と遊んだ。何よりも実際に強く確信した事は、神の土地の上で生きている子供の中で私の子が、一番可愛く、おとなしく、同じ年齢の子の中では飛び抜けて賢い子だという事、そして、昼も夜も、息子アートゥーア以外の事は、何も考えていなかった。彼の父親が、若い国際的な商人の後継者(注:実際に祖父の代から大商人であった)になるかもしれないと考えて、洗礼の時にこの名前を付け加えた。何故なら、アートゥーアはどの言語でも変わらず、同じ名前で呼ばれるから(注: 例えばドイツ語でウィルヘルムはフランス語ギヨーム、英語ウイリアムになる様に、同じ名前でも言語によって変化する)。

今日 9月21日は、ショーペンハウアーが亡くなった日で、今年で160年目になります。偶然に今日、ショーペンハウアーの誕生について書こうと思ったのですけれど、亡くなった日だったので、偶然が重なり驚いています。ショーペンハウアー親子の事を、少し勉強しなさいという、お知らせかもしれません。

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ヨハナ ショーペンハウアー